イラクで日本人傭兵が戦闘中、アンサール・アル・スンナの捕虜となる
2005/5/10 〜 5/28
<齋藤昭彦氏はイラクでアメリカ軍に代わり軍事活動をする民間軍事会社 Hart Gmssco社の社員>
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| パスポート |
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5/9 アンサール・アル・スンナ(本拠地はクルド地域:元々アメリカと良好な関係のあった組織でイラク戦争以前はイラン攻撃などをしてた)は、バグダッドの175km西のアンバル州ヒート近くスンニ派地域で、アルアサド・アメリカ軍基地から出てくる車両に、待ち伏せ攻撃を実施し、イラク治安部隊4人と外国人と契約する傭兵12人(外国人5人)の計17人のうち、負傷した日本人傭兵を除く全員を殺したとHPで発表。BBC
(5/10付 共同通信ではイラク人12人と外国人5人と発表。キプロスの警備会社は齋藤氏とみられる日本人が同社で働いており、イラクで連絡が取れなくなっていることを確認したと報道)
アメリカの国防総省や情報当局は、その内部にプロのハッカー&クラッカー集団を擁するのに、こういった反アメリカ・レジスタンスや彼等のいうテロ集団のHPは野放し。
しかも、書き込みをしている場所も特定できると思われるのだが、その捜査も検挙もしない。
<超ベテランの戦争屋>
重症を負っているという齋藤昭彦氏(傭兵部隊隊長:日本軍(1979-1981)特殊部隊習志野第一空挺団普通科群第2中隊出身で、ボスニア・中東・アフリカなどで20年以上のフランス外国傭兵経験、コルシカに本部を置きマルセイユに司令部があるフランス軍(外人)第二空挺部隊小隊長・曹長も努めた超ベテラン戦争屋)は、イギリスのプロの戦争屋で殺し屋集団である民間軍事会社Hart Gmssco社イラク支店の社員(設立はロンドンで、現在キプロスに本社を移している:2004/12からイラクへ派兵)で、イラクでチームで活動中、アンサール・アル・スンナと遭遇、激しい戦闘の末に重症を負い、アンサール・アル・スンナ側に捕まったようだ。
齋藤氏は日本人だからということではなく、傭兵部隊幹部(右写真)という身分から生け捕りになった可能性が高い。
その身分から、過去の民間の日本人誘拐事件とは全く違い、立場としてはレジスタンス軍側の捕虜だ。
日本政府は、完全民間人である去年の香田君を完全に見捨てた程だから、戦闘員の齋藤氏の救出には手を出せないだろうし、当人も自分の判断でアメリカ軍の警護をしていたのだから当然に手を出すべきではないだろう。2004/11/2、香田事件では、ホソダは、勝手にイラクに行って死んだ(自己責任だから)と、クウェートから福岡空港までの遺体搬送費用について「家族に負担いただくのが原則だと思っている」と述べた。日本人バックパッカーがイラクで誘拐される : シナリオどおりか?イラク戦争では、各国の軍隊や民間企業によって、世界中の多くの民間軍事会社(民間危機管理会社)が積極的に利用され、この戦争はこういった戦争屋のとっても美味しい金儲けのネタとなっている。
日本軍はその警備を Security Forces International社(この兵士の写真ではイギリスの国旗を防弾チョッキに付けていた)に任せている(昨年、イスラエル人が複数の日本人ジャーナリストによってそのメンバーの中にいるのが確認されている)。当時(2004/4/3)の自衛隊の説明によると、彼らを雇っているのは「自衛隊ではなく、自衛隊が契約したイラクの業者の人たちが雇っているだけです」という、よくわからないことを言っていた。綿井健陽 Web Journalもちろん、駐イラク日本大使館や、イラクで活動する日本企業らもすべてこういったプロに大金を払い警護してもらっている。
The Jawa Report: Army of Ansar al-Sunna Attacks 'CIA' Vehicle (Images & Video)
<アンサール・アル・スンナがネット上に出した声明の要旨>
西側情報機関員や契約雇員を乗せた数台の車が、普通の乗用車に乗った私服の背教者部隊に守られてアルアサド・アメリカ軍基地を出るとの情報を得た後、ムジャヒディンの兄弟はヒート近くで待ち伏せをした。
彼らが到着した時、戦士はライオンのように攻撃した。12人のイラク人と、最新式の自動小銃と手投げ弾で武装した5人の外国人がいた。背教者と外国人がアメリカ軍の応援を要請している間、激しい戦闘が起きた。
戦士には応援部隊が到着。十字軍のヘリコプターが到着する前に大規模攻撃を仕掛け、彼らの多くに重傷を負わせ、降伏させた。彼らを拘束し、1人を除いて即座に殺害した。
この1人は証拠書類によれば日本人だ。重傷を負っている。我々は彼を撮影し、まもなく公表する。殺害された者の証拠書類や写真も公表する。戦士の誰も負傷していない。戦士が撤退したとき、アメリカ軍ヘリは犠牲者の遺体を路上から運び去った。朝日新聞
<戦争のプロ集団 : PrivateMilitaryCompany(民間軍事会社)という最悪の戦争屋>
通常の将軍クラスの給料をもらい戦場で働く。齋藤氏はその中でも幹部だから、年俸は数億円以上。
しかも、戦争のプロで雇われた民間人だから、いくら死んでもアメリカ兵としてのカウントはされない。
死しても遺体は、国にも返さず砂漠や川に捨てられることもある。
さらに、イラク国内でテロや国際法の違反をしても、アメリカ軍とは全く関係無い個人の仕業として片付けられる。
頭のイカレたやつも多く、元マフィアの用心棒や、殺し屋という者までいる。
アメリカ軍の代わりに、テロ、拷問や暗殺・民間人殺人、拉致・誘拐など、汚い不幸行為をすべて引き受けるというプロ組織だ。
アフリカや中南米、アジア、中東、世界中へ、各国政府や民間企業が雇って派遣された者らの中には、ストレス発散に、強盗やレイプ、そして人間狩りまでやっている者もいるという。
また使用する武器は様々で、西側・東側問わずチーム自身の選択に合わされ、砂漠戦線でほとんど役立たないオイル塗れのアメリカ製よりメンテナンス性も高く故障の少ないロシア製を選ぶ者もいる。
さらに、潤沢な資金を基にミサイルや装甲車、さらには軍用ヘリなどを持つものもある。
こういった各国から集まった戦争プロ集団がイラクでワンサカいるというワケだ。
しかも、その派遣先が危険なら危険なほど、彼等の報酬は上がる。
テロが起きたり、襲撃が相次げば、一般兵士平均の数倍から数十倍まで跳ね上がるのだ。
従って、偽装テロを起こしたり、わざと敵に依頼主を襲撃させたりもする。バレなきゃ何でもアリの世界だ。
アメリカの民間 傭兵・軍事顧問派遣会社 (テロリスト集団派遣会社) 、 アメリカ並みの情報収集能力を持っている? イラク・レジスタンスと危機管理会社 、 続・戦争のプロ集団 : 危機管理会社という最悪の戦争屋
ネット上で公開された斎藤氏の身分証明書数点の中には、2003/6に当時のイラク暫定占領当局(CPA)が発行したアラビア語の武器携行許可書も含まれる。ハート・セキュリティー発行の身分証明書も「武器の携行と警護を許可する」と書かれ、2006/1/19まで有効とされている。
莫大な報酬を受けるプロの外人傭兵部隊のトップ責任者でもあり、究極の自己責任だろう。
<軍事的な捕虜も拉致なの?>
5/9 アメリカ国務省のケーシー報道室長は、日本人が拘束されたとの情報について、「確認はできていない」としながら、「アメリカ軍や多国籍軍を通じてイラクの治安部隊とも協力し、所在の確認や人質となっているとみられる人々の解放に努める。私たちはいかなる形の拉致行為も強く非難する」と話した。朝日新聞
アメリカの解釈だと捕虜も拉致なんだ〜。じゃあ、アメリカは数万人の大量の拉致をしていることになる。
なんか、この先のシナリオ見えてきたような気がするぞ。
ひょっとしたら、アメリカ軍が元々CIAやモサドと良い関係を持っていたアンサール・アル・スンナと組んで、この傭兵部隊を襲撃 → アメリカ軍が救出もしくは遺体を回収、そのとき捨て駒のアメリカ兵が何人か死亡または負傷 → 日本の右翼ちゃんらカンタンに騙される人々、命を張った日本人救出に涙チョチョ切れ、アメリカは日本人を救うために血を流した、アメリカしか信じられねぇ、日本もアメリカに身も心も捧げる〜って決意が目覚める → アメリカのために軍国化をガンガン進める。なんてね。
襲撃話自体が作り話だったということも有り得るから、注意だ。
アンサール・アル・スンナもハート社やアメリカ軍基地の中にいていっしょに寝食共にしてたりして〜。
<イスラム法学者協会は開放に協力しないと断言 : アタリマエだ>
5/10 イスラムスンニ派の法学者協会のアブドルサラム・アル・クベイシ師は、「占領に協力する者の解放には協力しない」と述べ、仮に日本政府から解放に向けた仲介要請があっても拒否する考えを示した。
クベイシ師は「日本人が拘束されたことはテレビで知った。我々は情報を持っていない」とも述べている。
協会は昨年、連続して起きた5人の日本人人質事件で、誘拐グループ側に解放を働き掛けた発言力のある組織。共同通信
2004/11/11、アメリカ軍は、イスラム学者協会会長のハーリス・ザーリ師や幹部のアブドルサラム・アル・クベイシ師の自宅を家宅捜索している。
この強制捜索でアメリカ軍はザーリ師の自宅で、護衛が持っていた護身用の銃5丁と、携帯電話を押収。クベイシ師は自宅にいなかった。
協会スポークスマンのムサンナ・ザーリ氏は「ファルージャ攻撃に伴う政治的な圧力の一環だ」と反発していた。
<現場近くでは、スンニということでアメリカに敵視・差別され、アメリカ軍による大規模虐殺・破壊・拉致が続いている>
アメリカ軍は、アンバル州西部がイラク全土に広がるテロ攻撃の主要な拠点として、5/7から大規模な掃討作戦「マタドール作戦」を開始。ファルージャ虐殺作戦と同様に市民に退去を命令し、大規模無差別空爆も行っている模様。
アメリカ軍によると、作戦は武器密輸入ルートを遮断することを目的とするとし、シリア国境カイム周辺の砂漠地帯にある隠れ家や武器庫などを集中攻撃しているという。
アメリカ軍はユーフラテス川沿いにラマディに至るまでの各地でアメリカ兵1000人を投入。
空爆を含めた武装勢力の掃討を進め、5/10までに約100人を殺害した。5/8だけで54人を拘束、多数の武器庫を発見したという。
市民やレジスタンス側は、重火器や小型ロケット砲、自爆攻撃で反撃。5/9までの2日でアメリカ兵の死者は14人。
5/8には齋藤氏らの傭兵軍車列を襲撃して傭兵6〜7人を殺害。
5/10にはアンバル州のラジャ・ナワフ知事が護衛4人と共に市民側の捕虜となり、「アメリカ軍のカイム撤退」を解放の条件としているという。5/15 この知事は解放された。身代金目的だったのか、自作自演だったのか不明。ラマディと周辺の町では、アメリカ軍の作戦に抗議する宗教指導者の呼びかけで5/7から2日間、すべての商店や学校、役所が閉まった。
アメリカ軍によると昨年末のファルージャ攻撃以後、武装勢力がラマディからカイムに至る地域に潜伏。シリアから密入国した外国人戦士が、イラク全土に散る前に、この地域一帯で隠れ家や武器を与えられているという。
そして例によってアメリカ軍は、ザルカウィがこの地域に潜んでいるとし、掃討作戦がイラク全土の治安改善の鍵になるとしている。BBCニューヨーク・タイムズによると、カイムからヒートを経てラマディに至るユーフラテス川沿いの街道を、アメリカ軍は「ネズミの道」と呼び、イラク・アルカイダ機構やシリアからの志願の外国人戦士が、住民の協力を得て自由に行き交っているという。サドゥーン・ドレイミ国防相はこの地域のスンニ派有力部族の出身。しかし、アメリカ軍のこの虐殺作戦を承認。
そして、いつも掃討(虐殺)の口実としていることは、この地域は大半がスンニ派教徒で旧サダム・フセイン政権の軍、情報機関幹部の出身地でもある、ということだ。朝日新聞
新政権の中枢を占めるシーア派とクルド人が、最近のテロの最大の犠牲者になっているというのがその理由だという。朝日新聞
- アメ軍によるカイム市民虐殺! -
5/13 この日も、イラク駐留アメリカ軍は、カイム付近一帯で武装勢力の掃討作戦を継続、
一帯では多数の住民が砂漠地帯に避難し、民間の犠牲者も相次いでいるもよう。
フランス公共ラジオが伝えたイラク赤新月社の情報では、約350世帯が空爆の続くカイムから砂漠に逃れているほか、別の町の学校やモスクにも数百世帯が避難した。
AP通信によると、戦闘地域の地元部族長は「負傷者は遠く離れた町の病院に運ばなければならないが、(空爆が続く)この状況では不可能だ」と話した。カイムの住民の1人も「奴ら(アメリカ軍)は町を破壊し、我々の子供たちを殺した。もう何も残っていない」と訴えた。共同通信
放射能兵器の大好きな頭のオカシナ、テロ国家アメリカは、このカイムに、また大量の劣化ウラン弾という名の原爆(DU、汚い爆弾:放射能半減期45億年)を撃ち込んでいる。
アメリカは劣化ウラン弾を安全だというが、アメリカの連邦議会など政府施設に劣化ウラン弾を持ち込めば、汚い爆弾を持ち込んだという理由で逮捕、ヘタしたら死刑になるだろう。
- イラク人ジャーナリスト、ファディル・バドラーニ:武装勢力の遺体を見たという住民は全くいない -
5/14 イラク駐留アメリカ軍は、カイムとその周辺で5/17以降、武装勢力125人を殺害、約40人を拘束し、大規模軍事作戦を成功裏に終了したと発表した。
5/15 イラク西部、シリア国境近くのカイム周辺を取材するイラク人ジャーナリスト、ファディル・バドラーニ氏は、アメリカ軍の同地に対する攻撃は終わっておらず、民間人犠牲者が増え続けていると証言した。
バドラーニ氏によれば、アメリカ軍が戦闘終了を宣言した後も武装ヘリが飛び、ジャーナリストがカイムに入ることもアメリカ軍が阻止。
カイム総合病院のアサド・アルナズイフ医師から得た情報によると、アメリカ軍の攻撃による住民の被害は、病院に搬送された人だけで、5/14には死者17人、負傷者32人、5/15は死者12人、負傷者22人。
犠牲者のすべてが女性や子どもなど民間人だという。
バドラーニ氏は「カイムからの避難民の話によれば、自宅の庭に遺体を埋葬した住民がいます。通りには多数の民間人の遺体がいまも放置されたままです。少なくとも200人の住民が殺害された模様です。武装勢力の遺体を見たという住民は全くいません」と語った。
砂漠地帯の同地周辺では、避難民が炎天下、屋外での生活を強いられ、戦争被害者の救援にあたるイラク赤新月社などから援助された少量の水に頼る極限状況に置かれている。
5/15にはカイムから避難した住民約1000人がデモを行い、「作戦終結など、とんでもない。攻撃は始まったばかりだ」と抗議。
女性も含め無差別に住民を拘束するアメリカ軍の蛮行も非難した。
バドラーニ氏は「私は昨年11月のアメリカ軍による中部ファルージャ総攻撃も取材しました。今回のカイム攻撃はアメリカ軍の作戦上、非常に多くの共通点を持っています。ファルージャ同様、町の中の状況が悲劇的であることに疑いはありません」と語気を強めた。赤旗
<齋藤氏の救出に全力を挙げる?>
5/11 イラクのジャファリ首相は国家安全保障会議で、「この事件は極めて重要だ。全力で対応するように」と日本政府への協力を閣僚に指示。日本外務省がバグダッドの日本大使館を通じてこの情報を入手し、明らかにした。
自ら望んで金儲けのために、イラク占領をする者に協力していた傭兵が戦闘の末、捕虜となったことを「事件」と呼び、「全力を挙げる」だ?アメリカ軍兵士が捕虜になった場合と対応が全く違う。究極の自己責任に対して、この対応はあまりに不自然ではないだろうか?
日本に恩を売って金を引き出す思惑があるのか?CIAやモサド、MI6お得意の自作自演(上記)の戦闘だったのか?
それとも、齋藤氏の地位はよほど高位の重要人物ということか?それとも、これを利用してブラックウォーター傭兵襲撃→ファルージャの虐殺のように、この事件を利用して何かしようと企んでいるのか?
アメリカ人の黒焦死体、市中引き回し、橋から逆さ吊り:ソマリアの悪夢が蘇る
<ハート社傭兵らはチームのトップであった齋藤氏を置き去りにした?>
5/10、ハート社イラク支店担当者から日本大使館に入った連絡によると、齋藤氏らの部隊はアメリカ軍基地に機材を運び、荷台を空にして帰るところをアルアサド付近で待ち伏せ襲撃にあったという。
「7遺体を確認。生存者はイラク人4人、イギリス人1人、南アフリカ人1人」だという。齋藤氏の安否は不明。
ハート社ロンドン支店の担当者は「部隊は14人」としている。
イラクのアメリカ大使館から日本大使館に伝えられた情報では、齋藤氏らの一行は16人か17人で、トラック2台、乗用車3〜5台に分乗していた。
アメリカ軍は事件後、6人の遺体を確認したが、遺体は全部で10体前後あった模様だという。
残る6〜7人についてはアメリカ軍にも情報がなく、生存者については「現時点では未確認」と日本側に連絡した。
日本大使館はアメリカ側にさらなる調査を要請。アメリカ側は協力する意向を示したものの、「これ以上の情報収集は困難」と伝えてきたという。
同日夜、日本外務省幹部は、「地雷なのか自動車の爆発なのか、大爆発で車列が止められ、それから銃撃戦になった」と述べ、最初の爆発ですでに死者が出ていたとの見方を示した。朝日新聞
齋藤氏が率いる部隊の車列で齋藤氏より後ろの車に乗っていた南アフリカ人の部下は、「襲撃を受けた際、最初に大きな爆発があった。前方の車に乗っていた齋藤氏は、爆発時は無事で、車から降りて道路脇の物陰から同僚とともに銃で応戦した。身を乗り出して銃を撃とうとした際に、相手の銃弾を受けた」と証言。
また、「齋藤氏がぐったりしたのを見て、齋藤氏の銃から銃弾を抜き、これを使って応戦を続けた。齋藤氏が武装集団に連れ去られたかどうかは分からない」という。その後、この部下はバグダッドに戻った。朝日新聞
通常、民間軍事会社(私設軍事会社)の傭兵は、チームで移動し、チーム員を見捨てることはどんなことがあってもするな、と訓練されるようだ。
でも、このチームは齋藤氏らを見捨ててトンズラしている。しかも齋藤氏はチームのボスなのに、生死も確認せず、というのだから妙な話だ。
しかも、普通、個人の情報は隊員であっても流さないことは絶対。セキュリティ会社の常識。しかも、軍事機密になるだろうと思われるような作戦の内容や、日本に雇われていないのに、日本側や齋藤氏の家族にに直接現地の情報を流す。
とっても不自然で超おっかしーねー。
<不自然にも「自己責任」という言葉が出ない日本政府 : これを利用しようという企み?/最初から仕組まれた策略?>
5/11 小泉首相は参院本会議で「仮に拘束が事実であるとすれば、一刻も早い無事の解放に向け全力を挙げて取り組む考えだ」と述べた。
細田官房長官は記者会見で「拘束されているかどうかを含めて安否は不明だ」と語った。
政府は、日本時間5/10夕から、ハート社イラク支店から事件当時の状況の聴取を始めた。
日本政府は昨年の邦人人質事件で支援を受けたイスラム聖職者委員会やアメリカ軍、各国の情報機関などとも接触。だが、聖職者委員会は「(アル・スンナという)相手も、(傭兵という)職種も悪い」と述べている。朝日新聞
<町村外相がアラブTVで解放呼びかけ : 日本をアラブ市民から引き離す決定的な危機になる可能性>
5/12 日本政府は、町村外相がアラブ系テレビ局に出演して、斎藤さんの即時解放やけがの手当てを呼びかける方針を固めた。13日朝の外務省の対策本部で正式に決める。
外務省幹部によると、中東の衛星テレビ局のアルジャジーラかアルアラビアへの出演を検討している。
イラクや周辺諸国の国民に向け、斎藤氏に関する情報提供も求める。
これはサイアクの場合、日本をアラブ市民から引き離す決定的な危機になる可能性が高い。
イラクなどでのアメリカの強引で差別的な振る舞いに、多くのアラブ市民がアメリカに反意を持っている。
アメリカの暴力に曝されているイラクで、そのアメリカの警護を行ってた奴が日本人であり、その抵抗運動にかかる戦闘で捕虜になったのに日本政府が救おうという。さらにこれをテロだというなら、もうサイアクだ。
これではアメリカ=日本ということになる。
5/13 町村は13日、外務省内でアルジャジーラのインタビューを受け、「もし武装グループが斎藤さんを拘束しているのであれば、一刻も早く解放してもらいたい。けがをしているという情報もあるが、病院で手当てができるようにしてほしい」と斎藤氏の即時解放を呼びかけ、また、イラク情勢について「一刻も早い治安回復」と「新しい国造りの進展」への期待を示し、日本政府として今後も復興支援に協力することを説明。収録映像は同日、放映された。
<アンサール・アル・スンナ軍製作の齋藤氏らの傭兵部隊への襲撃のビデオ>
5/15 アンサール・アル・スンナのHPにこの組織の製作とされるビデオが公開された。
ビデオはアンサール・アル・スンナ軍が、齋藤氏の傭兵部隊を攻撃して、傭兵らにトドメをさしているところ。しかし例によって、とっても奇妙なことに、これまで、こういったとっても出来のいいビデオを製作するグループは、ほとんどが自らの攻撃の成果や、攻撃しているシーンを映しているが、ビデオ映像は、まず床に敷いた布のような物の上に並べた16枚の身分証などを映した場面で始まった。
背景には、コーランの一節を繰り返し読む男性の声が響く。
身分証は犠牲者のものとみられ、チームが護衛していたクウェートの運送会社「PWCロジスティックス」や警察発行の身分証、イラク人ジャーナリスト証を一枚一枚、ゆっくりと裏返してみせるが、斎藤氏の身分証はない。
静かな映像は突然場面が切り替わり、激しい銃声と燃えさかる車両、自動小銃を持ってアラブ風ずきんをかぶった男の足元に転がる男性が映し出された。
男は、トラックの荷台で動けなくなった血まみれの別の男性を引きずり落とした。男らの顔は特定されないように加工済みだ。共同通信
どれにもアメリカ軍やこれら傭兵部隊の、市民に対する残虐非道な行為をガンガン公表するってことをしない。
こんなものを出すより、アメリカの残虐性を出す方が、よほど効果が高いと思うけど。
このビデオでは、アメリカのイラク占領の違法性や非道性を訴えることはできないし、当然に、組織もそれを知っていてやってるとしか思えない。
普通に考えれば、こういったビデオにアメリカの非道性を各所に挟み、それの復讐といったイメージを与える映像作りをするだろう。
できないのか?それとも、ワザとしないのか?
これでは齋藤氏ら傭兵同様、「戦争好きな異常な戦闘集団」というイメージしか伝わらないのだ。
普通に見ていると「ザマーミロ!」ってカンジより、反アメリカ武装組織の残虐性が強調されるだけだ。
これはまるで、アメリカ&ユダヤの政策に従うビデオ。
アンサール・アル・スンナとアメリカの、未だ続く親密な裏の関係を疑わせる面でもある。
アンサール・スンナ軍とアル=ジャナビ師?(シバレイのblog) 、 Ansar al-Islam leader threatens to document his links to US
<齋藤氏を救出の仲介をはかってもいいと名語った宗教指導者?ヤシン・ハンバリ師>
ヒートの有力な宗教指導者というヤシン・ハンバリ師は、共同通信のイラク人助手とのインタビューに応じ、斎藤さんの安否確認につながる「情報はない」としながらも、求められれば「解放を仲介する」用意があると語った。
ハンバリ師は、斎藤氏の遺体が見つかっていないことは「殺害されていない証拠ではないか」と推測。犯人が要求を示した場合、日本政府は真剣に検討すべきだと強調した。
地元住民によると、ハンバリ師はヒートで最も有力な宗教指導者。一般市民や地元部族だけでなく、武装勢力の一部からも尊敬を集め、無政府状態のヒートで大きな役割を果たしているという。共同通信
金目的か?それとも政治的な力を付けるためにアメリカや日本を利用しようとしているのか?それとも傭兵だと知らないのか?
多くのイラク人を人権侵害するガイジン傭兵側についたこの宗教指導者といわれるオヤジの真意が見えない。
<日本外務省がイラク内相に齋藤氏安否確認協力要請>
5/15 鈴木敏郎駐イラク大使は、イラク移行政府のジャブル内相と会談。斎藤氏安否確認に向けた協力を求めた。翌5/16、外務省が明らかにした。
ジャブルは「犯人側からの要求は無く、斎藤氏の消息に繋がる新たな情報は無いが、斎藤氏の行方を突き止め、救出に向けた努力を続ける」と話したという。朝日新聞
アメリカ軍を守る傭兵救出に政府が動くというこの表明は、イラク国民に対して、イラク移行政府がよりアメリカに近い立場にあるというメッセージが伝わることになっただろう。
<襲撃された場所は違った?>
5/17 ハート・セキュリティー社は、斎藤氏のチームが襲撃された場所について、「アルアサドの南東(ヒートの北西約30km)」と説明していたのを、「ヒートの東5km」に訂正した。
5/16に神道の鳩山由紀夫(民主)が、ロンドンのハート社を訪ねて質問したのに対し、ハート社が外務省を通じて回答した。朝日新聞
しかし、プロの傭兵チームからの報告で、約35kmも襲撃されたポイントが違うということはあるのだろうか?
当初、傭兵会社が正確な情報を掴んでいなかった?何とも妙な話だ。
<「日本人だ」という声は確認できない : ハート社>
5/20 日本外務省は、ハート・セキュリティー社から、アンサール・アル・スンナがHP上で公表した映像の分析結果の連絡を受けたことを明らかにした。
それによると、『映っているのはハート社の車列で、襲撃後の映像と判断できる』、『映像では斎藤の姿は確認できない』、『「日本人だ」と言う声は確認できない』としている。朝日新聞
<齋藤氏の射殺死体のビデオ>
5/28 斎藤氏と思われる死体のビデオ:アラビア語タイトル「アメリカのため警備責任者として働いていた日本人を拘束したビデオ」がネットに流れた。
ビデオは「この日本人は激しい戦いの後、ムジャヒディンに撃たれ負傷し、死亡した。アメリカのために働く者たちに告げる。これを見よ」というアメリカ軍への協力に警告するテロップが流れる。
続いて宗教音楽と共に、2分弱、身分証明書が何枚も映し出された。
その後、再びタイトルが出て、死体(?)が映り、「アラーは偉大なり」、「彼はイスラエルのモサドのために働いていた」などのつぶやくような声が入る
最後に、「我々の領土や宗教を破壊し犯す者と戦い続ける」というテロップが出され、自分たちのために祈るようイスラム教徒に呼びかけた。
ビデオに映った死体は、大の字になって転がっていた。
死体の左側には血が流れたような跡のようなものがあり、足の方、戸口に向かって流れたようだ(傾斜がある?)。
遺体と出血(?)の状況から、最初、齋藤氏の右側の壁沿いに倒れ、出血し、そのまましばらく置いておかれ、そのあと死後硬直する前に、服の左側を引っ張って右側に動かし(服の左側が少し乱れている。また、左手が不自然にカラダにくっついている)、撮影したようみ見える。
映像が不鮮明なのではっきり認識するのは難しいが、どうも後頭部を殴り殺されたようだ。
もし銃殺なら、口に銃を入れて射殺したと思われる。
さらに場所は、家の中なのに地面が砂地なので小屋か、農家の納屋のように見える。
また、何台も連続してトラックのような大きな車が走り去るような音が聞こえ、道路端である可能性が高い。
服装はコンバット服のようで、捕虜になったときのままのようだ。
足に重症を負ったと言われていたが、ズボンの下に包帯などをしていると思えるような膨らみは無いように見える。
ズボンやTシャツには出血の跡は見えない。
重症を負ってたのは腹部だったのか?、Tシャツの腹部には不自然な膨らみが見える。
死体になったのはいつのことかは不明だが、もし、この服が捕虜になったときのものなら、血の跡や破れた跡は見えず、齋藤氏が重症を負っていたというのはウソだろう(このビデオを出した直後、新たなビデオを出して出血死したと言ってる。捕虜にした後にすぐに死んだというのだ↓<続・ビデオの声明>)。
また、重症を負っていた者が、もし今まで生きていたのなら、その治療はどこで誰がやったかが問題になる。
少なくともイラク西部の地区では無理だろうし、ひょっとしたらバクダッドの病院でも無理かもしれない。
それならば、あとに残るは、旧クルド自治区と、アメリカ軍基地ということになる。
さらには、最初から負傷もしていなかった。ハート社の傭兵がウソをついていた。あるいはアメリカ軍もグルで齋藤氏を今まで隠し、殺したという可能性だってあるのだ。
<ビデオの声明>
声明は、「アンサール・アルスンナ メディアセクション」の名前で3分45秒のビデオ映像。
冒頭、アラビア語で「アルアサド・アメリカ軍基地で安全確保指揮官として働いていた日本人を示すビデオ映像」だと説明。
日本人がこの基地を出た後、「聖戦士」との激しい戦闘で負傷し、体に受けたいくつかの銃弾が元で死亡した、と述べている。
コーランの朗読を流しながら、斎藤氏の身分証やパスポートの映像を改めて映し出した。
続いて「アメリカ軍と契約し働きたいと望むすべての者に、この映像を見ることを勧める」との警告文が出た後、齋藤氏と思われる人物が横たわる映像が流れた。
撮影者は「アラーは偉大なり」とつぶやきながら撮影。
男性は茶色い戦闘服風のジャケットとズボンに、黒のTシャツ姿。コンクリートの床の上に仰向けに大の字となり、周辺の床に広い範囲にわたって血痕がみえるほか、首から顔にかけて出血の跡がある。建物は道路沿いにあるらしく、車の走る音が聞こえた。
撮影者は「彼は自らの罰を受けた。彼はイスラエルのモサド、ユダヤ人、背教者の犬だ。アラーは偉大なり」とつぶやきながら、撮影を続けた。
最後に、「これは、我々の宗教、土地、名誉を強奪し、作物と子孫を破壊するすべての者に対する、預言者ムハンマドの兵士からの答えだ」などと述べている。朝日新聞
<続・ビデオの声明>
5/28 アンサール・アル・スンナ軍は、新たな声明文をインターネットで公表し、齋藤氏を捕虜にした理由について「治療を施して生かしておき、イラクの友人だと主張する日本の兵士の実態を世界に示すためだった」と述べた。
襲撃直後に死亡したという。
襲撃当時、「日本人」は、ハート社私設軍一行の多くが戦闘で死んだ後、アラビア語で「アシール、アシール(捕虜、捕虜)」と叫び、いったん降伏した様子を示した。
その後、アンサール・アル・スンナ軍のメンバー1人が近づくと銃で撃ったため、逆に数発撃ち返し、それが命中し負傷したという。
この時点では死亡しておらず、直後にアメリカ軍が包囲を始めたため、スンナ軍は男性を「安全な場所」へ連れて行き、置き去りにした。
その際、パスポートや身分証明書類を抜き取った。
アメリカ軍が現場からすべての遺体を収容し引き揚げた後、スンナ軍は男性のいる場所に戻ったが、既に「出血多量」のため死んでいた。「彼を治療し生かすことを我々は望んだが、彼は死亡した」とし、「これがアメリカ軍や十字軍を支えるあらゆる人間の末期だ」としている。
さらに声明は、「友人のフリをしてイラクにとどまる日本部隊がどうなるかの例を、世界中に示すため、彼をぜひとも生かしたかった」とし、死亡で当初の目的を果たせなかったことを明かした。
なぜ、アメリカに送信した場所を特定されるかもしれないのに声明ビデオをひとつにせず、2つに分けたのか?
なぜ、すぐに死んでいるのに、20日も放っていたのか?その間に、いくつかアンサール・アル・スンナはビデオを出しているのにだ。
しかも、この間、捕虜にあるというフリをするビデオまでわざわざ製作している。
また、出血死だというのに、死体(と思われる)の服に出血痕が見れないのか?
車の音もなぜ消さなかったのか?襲撃場所の近くで撮影したのか?音を分析すれば、走っている車の車種も特定できるだろう。そうすればどの道沿いの家で撮影したのかさえ、バレる可能性もある。
1本目の反応を見て、急遽、新たにもう1本作ったとも考えられるのだ(日本人の反応を見た?)。
それとも、重症を負ったとしたばかりに、その治療をするなら、ゲリラ組織では無理だと言われるのを嫌って、捕まえた後、出血死、としたのかもしれない(その場合は、大いにアメリカの関与(ハートの自作自演も含め)の疑惑が高まる)。
5/28 イラク国家治安省の広報担当者は、朝日新聞のイラク人助手に対し、「犯人側の声明とは別に、独自の方法で齋藤氏の死亡を確認した」と述べた。