CIAの『テロ容疑者 極秘移送作戦』
CIA Flying Suspects To Torture? CBS インタビュアー : スコット・ペリー 記者
2005/6/11 (2005/3/6 放送)
市民の洗脳のため、テロの危機感をあおり、テロリストを仕立て上げる CIA
* 極悪のアメリカ軍事政権+それのバックにいるユダヤロビーやアラブの石油王らは、「実際に破壊活動を行う者」に含め、「政権と政権に利権関係にある企業らに反意を持つ者」、「政権と政権に利権関係にある企業らを嫌う者」、「政権と政権に利権関係にある企業らにとって邪魔な存在である者」、「政権と政権に利権関係にある企業らによる市民洗脳のイケニエとして選ばれた者」らをまとめて『テロリスト』と定義する。
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<拉致・拘束され第三国で拷問を受ける無実の人々 : スウェーデンで拉致された2人のエジプト人のケース>
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| CBS 60ミニッツは、CIA がテロ容疑者とする者を拷問のできる国に 極秘移送するときに使用する秘密ジェット機B737をビデオに録画した 'N313P' |
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| CIA use of a V Turbo Gulfstream Jet 'tail number N379P' |
容疑者極秘移送作戦の舞台のひとつが、スウェーデンのストックホルムだった。
後にスウェーデン国中を騒然とさせたこの事件が起きたのは2001年。
スウェーデン警察が、モハンマド・アルジェリ、アーメド・アジージャの2人のエジプト人を逮捕・拘束し、ストックホルムの空港に連行。
そこには小型のプライベートジェット機と正体不明の男たちが待ち受けていた。
当時、スウェーデン外交官だったトーマス・ハンマーバーグ氏はこのエジプト人たちの行方を調査した。
ハンマーバーグ氏「アメリカの治安当局の人間でした」、「2人はかなり手荒く扱われたようです。ハサミかあるいは鋭利なナイフで衣服を切り裂かれ、それから手錠と足かせもかけられて、うつ伏せにされた挙句、座薬も入れられました。抵抗力を奪って眠らせるためにね」
- 睡眠薬のようなものを? -
ハンマーバーグ氏「そうです」
その一部始終を、ひとりの空港係員が目撃していた。
本人の希望により顔は明かせない(黄色いジャケットを着た小柄な女性で、空港警察の前でインタビュー)が、そのジェット機はどこの国のものか明らかだという。
空港係員「アメリカの飛行機でした」
- なぜ、それが? -
空港係員「Nというイニシャルが」
通称、Nナンバーと呼ばれる航空機はアメリカ籍を意味し、目撃されたのはガルフストリーム社のG5型ジェット機で、ナンバー「N379P」。
スウェーデンへの亡命の道を探っていた2人は、逮捕から数時間後には、エジプトの刑務所に。
状況を調査するために、スウェーデン当局から外交官がエジプトに派遣されたのは数週間後のことだった。
- 2人はどんな扱いを受けていたのですか? -
ハンマーバーグ氏「暴力を振るわれたと訴えたそうです。何度も殴られ脅されたとね。しかし、その外交官が帰った後で、さらに酷いことが行われていたのです。」
- 酷いこととは? -
ハンマーバーグ氏「電気ショックによる拷問が行われたのです」
この結果、アジージャ氏はイスラムのゲリラと断定され25年の刑。
しかし、アルジャリ氏は起訴もされず、2年間拘留されたあと出身地の村に送還された。
この件に関して、エジプト当局はノーコメント。
<CIAでテロ対策上級顧問を務めていたマイケル・ショイヤー氏の証言>
2004/11月までCIAでテロ対策上級顧問を務めていたマイケル・ショイヤー (Michael Scheuer)氏。
クリントン政権でオサマ・ビンラディン対策チームを結成した外、極秘移送作戦の計画立案にも関った。
ショイヤー氏「同じようなことが、アメリカ国民の身に降りかかることが十二分にあります」、
「基本的には国家安全会議の指令で行ったことです。『アメリカ国内のテロ分子を検挙せよ』とね。しかし彼等を拘留する場所までは指示されていませんでした」
そこでCIAは、容疑者を(尋問で拷問が使われている)エジプトやヨルダン(のちにキューバ・グアンタナモ、シリア、モロッコ、リビア、ウズベキスタン、アフガニスタン、パキスタンなどにも拡大)に送り込むことに。
第三国への容疑者の移送は、クリントン政権時代の連邦議会や国家安全会議によって容認され、しかも、移送後の取り扱い(拷問・殺害など)も暗黙の了解事項だった。
ショイヤー氏「エジプトやヨルダンの法律が、アメリカと全く異なることを承知の上で、そこに容疑者を送り込む。そして後になって『なんてことだ!我が国の法律と全然違うじゃないか!ウカツだった!』と芝居を打つのです。そんな狡猾な手口だったのですよ」
- エジプトでは拷問が認められていますね? -
ショイヤー氏「ええ、まぁ、大まかにはそう言えますね」
- アメリカが拷問に荷担していることになりませんか? -
ショイヤー氏「私の口からは何とも...」
- 要するに好都合だと? -
ショイヤー氏「ええ、そのとおりです。アメリカの政治家も役人も、自分の手を汚さずに事を納めたいのです。つまりこれは彼等にとって願っても無い方法なんですよ」
<テールナンバー「N」のCIA機>
この極秘移送作戦に重要な役割を果たしたのが、世界中のアメリカ軍基地に自由な離着陸が許可された特別専用ジェット機だった。
- 特別機について教えてください -
ショイヤー氏「そりゃあ無理です。」
ショイヤー氏は口を閉ざし、CIAも取材拒否。
そこでCBS 60ミニッツ・スタッフは一般に公開されている航空記録から、問題の「N379P」を辿っていくことにした
N379Pはパキスタンで目撃されていた。
所有者はマサチューセッツ州デダムに本社があるプレミア・エクゼクティブ・トランスポート・サービス社(Premiere Executive Transport Services, Inc.)。
N-number : N379P Aircraft Serial Number : 581 Aircraft Manufacturer : GULFSTREAM AEROSPACE Model : G-V Engine Manufacturer : BMW ROLLS Model : BR 700 SERIES Aircraft Year : 1999 Owner Name : PREMIERE EXECUTIVE TRANSPORT SERVICES INC Owner Address : 339 WASHINGTON ST STE 202 DEDHAM, MA, 02026-1815 Registration Date : 08-Feb-2000 Airworthiness Certificate Type : Standard Approved Operations : Transport
しかし、登録されていた住所を訪ねてみると、そこは銀行の2階で航空会社とは全く無縁の法律時事務所(HILL & PLAKIAS ATTORNEYS)が入っていた。
そこで、次にスタッフは「N313P」について調べた。
ネット上にあった謎のB737の航空記録を辿って、スコットランドに行ってみると実際にそのN313Pが給油をしていた。
60ミニッツスタッフは、インターネットだけ利用し、N313Pの40カ国600便の航空記録を洗い出した。
記録を見ると911テロ以後、便数が大幅に増えていることがわかった。
出発地はどれも皆、ノースカロライナに登録され、ノースカロライナを飛び立った後、必ずワシントンDC・ダレス空港に立ち寄っている。
目的地を見ると、まるで対テロ戦争のロードマップ。 ヨルダンに30便、アフガニスタンに19便、モロッコに17便、そしてイラクに16便。この他にもエジプト、リビア、キューバ・グアンタナモ。
<マケドニアで拉致されたドイツ人、エルマスリ氏のケース>
その中に、マケドニアのスコピエから、イラクのバクダッドを経由し、アフガニスタンのカブールに向かったB737があった。
60ミニッツ・スタッフはこの便に乗っていたという人物を探し出した。
この人物はクウェート生まれのカレド・エルマスリ氏。
10年前にドイツの市民権を獲得し、現在、妻と4人の子供とドイツで暮らしている。
2004年、エルマスリ氏が休暇でマケドニアに行ったとき。
突如、現地の警官がやってきて、バスから引きずり下ろし逮捕。3週間の拘束のあと、スコピエ空港に連行され、CIAと思われる人物に引き渡されたという。
エルマスリ氏「部屋に監禁されて、全身を殴られた上に、衣服をズタズタに引き裂かれました」
- 何で? -
エルマスリ氏「たぶんナイフかハサミでしょう。写真を撮っている音も聞こえました。その後に目隠しを外されると、黒い覆面と手袋をはめた大勢の男に囲まれていたのです」
飛行機に乗せらたとき、何か薬物を嗅がされ、目が覚めたとき、そこはアフガニスタンのアメリカ軍収容所だったとエルマスリ氏は語った。
記憶を元にエルマスリ氏に収容所の見取り図を書いてもらった。そこにはパキスタン、イエメン、タンザニアからの収容者がいたという。
エルマスリ氏は5ヶ月間拘留され、その間に通訳を介した尋問が行われた。
エルマスリ氏「担当者は私を散々脅しました。この国には法律なんか無い。お前のことなんか誰も気にしないんだと」
- それはつまり? -
エルマスリ氏「ここに20年間閉じ込められた挙句、人知れず死んでいく。どこかに埋められてしまうんだ、ということです」
- 尋問の内容は? -
エルマスリ氏「アルカイダやムスリム同朋団といったイスラム組織や援助団体と接触したことがあったかなど、様々でした」
エルマスリ氏は、これまでイスラム活動家と関ったことなど一度も無いと答えた。
拷問を受けることは無かったものの、独房に監禁され、何度も殴られたという(そういうのも拷問という)。
ところが5ヶ月後、あっさりと釈放された。
- 結局、誤認逮捕だったということ? -
エルマスリ氏「名前が似ていたので混同したというのが、向こうの(CIAの)言い分でした。でも名前を確認するだけで、なんと5ヶ月ですよ」
エルマスリ氏は再び飛行機に乗せられ、アルバニアで降ろされた。
その後、自力でドイツに辿り着いたが、家族の姿は無かった。
妻は子どもを連れて、故郷のレバノンに帰っていたのだ。
エルマスリ氏は電話で、自分の身に何が起きたのか話した。
- ご家族は納得してくれました? -
エルマスリ氏「ええ、私の姿を見て、彼女も納得したようです」
- 7歳の息子さんがいますね。何と説明を? -
エルマスリ氏「有りのままを。これで解ってくれました」
- 誰にやられたの?と息子さんが聞いたら? -
エルマスリ氏「アメリカ人にだよ、と」
- 何を根拠に逮捕していたのですか? -
元CIA マイケル・ショイヤー氏「できるだけ多くの情報を集め、それが信頼できるものかどうかを判断し、その人物の危険性を見極める。ベストを尽くしたつもりですが、人間ですから間違いはあります」
<イギリスの駐ウズベキスタン大使だったクレイグ・マレー氏の証言 : ウズベキスタン送り>
航空記録に頻繁に出てきたもうひとつの目的地が、国民の多くがイスラム教徒のウズベキスタンの首都タシケントだった。
この国でも拷問が認められている。
イギリスの駐ウズベキスタン大使だったクレイグ・マレー氏(Craig Murray)によると、アフガニスタンでウズベキスタン人が拘束されると、アメリカの飛行機でタシケントに送還されてくるのだという。
マレー氏「小さなジェット機で容疑者が送還されてきた事例を少なくとも2例は知っています。このようなことは定期的に行われていたようです」
- 航空会社は? -
マレー氏「プレミヤ・エグゼクティブ航空です」
中世の時代からウズベキスタンでは囚人に対して拷問が行われてきた。
マレー氏「水に沈めたり、窒息させたり、レイプも頻繁に行われていました。手足を熱湯に浸けるようなことも」
- 熱湯に? -
マレー氏「ええ、よくある方法でした」
マレー氏はイギリスの諜報機関が利用してる情報は、拷問によって得たものだと上層部に訴えた。
その結果は、マレー氏は更迭され、外務省を辞任。
- 収容所で拷問が行われていたということをCIAが知っていたという確信はあるのですか? -
マレー氏「ええ、間違いありません。私の部下を収容所へ送って調べましたから。彼女の報告によると収容所のトップだったCIA局員は『情報は恐らく拷問から得られたものだろう』と認めて、しかも拷問を問題視している様子は無かったということでした」
これに対し、CIAは「マレー氏の言うような人物は来た事も無く、拷問で情報を得られたことも無い」と全面的に否定。
今年1月、ブッシュ大統領はニューヨークタイムズ紙に対して
「拷問は断じて許されるものではないし、拷問を容認する国家に我が国が人を引き渡すことなど決してない」
と述べている。
一方、元CIA マイケル・ショイヤー氏は受け入れる国家の法に従って良いというのがアメリカの姿勢だったという。
ショイヤー氏「すべての情報が拷問によって得られたものかどうかは、私にはわかりません」
- エジプトでは? -
ショイヤー氏「エジプトの例でいうと、中東地域には経験豊富な尋問のプロが派遣されています。これは個人的な意見ですが、拷問のような極端な方法で得られた情報というのは、あまり意味が無いと思います。こちらが望むような答えを引き出そうとしているわけですからね。正しいやり方で得られた情報ほど、アメリカにとって有益だと思いますね」
- 拷問によって得られた情報が有益であるなら、かまわないと思われますか? -
ショイヤー氏「それはそれで、いいと思いますよ。アメリカを守ることが私の任務ですから」
この極秘移送作戦は、ブッシュ政権になっても引き継がれていた。
しかし、事実が明るみに出た今、CIAの現地職員の間では懸念する声も挙がっている。
このような行為が違法だとみなされた場合、自分たちが逮捕されるのではないかと。
- CIAも窮地に立たされますね? -
ショイヤー氏「当時から、いつかこんなことになるのでは、と懸念してましたよ。事実が公になったとき、政治家や役人、連邦議会の委員は助けてくれるわけでもなし、法廷の場で『我々が権限を与えていた』と証言してくれるわけもありませんからね」